【第44回近畿高等学校総合文化祭福井大会 参加報告】

【第44回近畿高等学校総合文化祭福井大会 参加報告】

2024年11月29日 11時26分 [管理者]

「福いっぱいの文化の花 笑顔の花を咲かせよう!」というテーマのもと、第44回近畿高等学校総合文化祭書道部門が、11月15日から17日の間、福井県で開催されました。

徳島県からの出品は城東高校、城南高校、城ノ内中等教育学校、鳴門渦潮高校、小松島西高校からの5点でした。4名の生徒と、平尾卓美先生(城南)、木内理映子先生(鳴渦)、田中秀征(城東)の3名が福井県へ作品鑑賞に訪れ、交流会へも参加しました。

展示会場である福井県立美術館では、各府県の力作計59点が整然と陳列されており、自分たちが時間をかけて書いた作品が立派に表具されて大壁面に並ぶ姿を見て、一同自然と笑みがこぼれました。漢字臨書(楷、行草)、漢字創作、大字仮名(縦・横)と、徳島県からは多様な作品が揃い、用具用材も工夫がこらされ、書表現の広がりと楽しさを示すことができたと感じています。

翌日は、講評会・交流会のある藤島高校(展示会場の目の前)へ向かいました。講評は福井大学の山田典生先生によるもので、自分たちの作品がスクリーンに映され、成功している点を示して頂いたことは生徒にとって大きな自信になりました。交流会は福井県特産の越前和紙に、福井出身の文字学者・白川静博士にちなみ、篆書で文字を書き、モビールを制作するというものでした。初めにそれらの紹介があり、各班で自己紹介ののち、制作に入りました。書を通して出会った仲間たちとの制作は非常に和気藹々とした気持ちの良いもので、完成作には各々の工夫とみずみずしい感性が光りました。

福井県の生徒の皆さん・先生方による運営と歓待は細部に至るまで懇切丁寧であり、大満足のうちに帰路につきました。

今回、4年後に近総文開催を控える徳島県として、参考にすべき点が多くありました。また、生徒の作品発表と成功体験を積む機会、県をまたいだ交流、書文化継承など様々な点において意義の大きい、この近畿総文祭を、よりアピールし、発展性のあるものにしていかなければならないという想いを抱く2日間となりました。

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 ↑城東高校の生徒作品            ↑城ノ内中等教育学校の生徒作品

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 ↑小松島西高校の生徒作品                   ↑鳴門渦潮高校の生徒作品

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  ↑城南高校の生徒作品

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 ↑講評会の様子

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 ↑モビール作品 作例展示の様子

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 ↑交流会 モビール作品制作キット

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 ↑交流会の様子